Mの日記

自由に書きたい。

新聞配達

私は、小学6年生の時に
ミッキーマウスの腕時計が欲しくて
夏休みから朝刊の新聞配達を始めたのです。

買うためのお金はひと月で目標を達成しました。
当初すぐにやめることができるのだと思っていたのですけど
世の中そんなに甘いものじゃない・・・と
小6にして知りました。
次に配達員さんが入らないとやめることはできない(;^ω^)

その頃、新聞配達をする子はわりといて、
とはいっても皆夕刊で、さすがに女の子で朝刊を配る子は私だけ。
もう、うろ覚えですが5時頃に新聞販売所に行って自転車の前かごと後ろの荷台に
新聞乗せて、肩から脇にかけた新聞バッグにも新聞をいれて出発。
自転車に載せきれなかった新聞は、決まった場所に販売所のお兄さんが
持って行ってくれています。
スポーツ誌を含めて130部くらいだったのかな、今考えると結構な部数だったのでしょう。
私は目覚ましが無くても起きられる子で、朝が早いのも全く心配のないタイプ。

始めたのが夏だったので、周りも明るくて楽勝なんですよ
それが段々と夜が長くなり、暗い中、配ります。
暗いと怖いわけです。そこは子供ですから。
一度雨の日に、荷台に載せた新聞にかけたゴム紐が甘かったのか
角を曲がった瞬間に外れて新聞を道路にばらまいてしまい
大泣きしたことがありました。
どうしていいのか分からず、泣きながら茫然と立ち尽くしていたら
そこへ偶然、販売所のお兄さんが車で通りかかって
めちゃくちゃ怒られました。
怒られたのは、新聞をダメにしたことではなく、すぐに販売所の大人の人に
助けてもらおうとしなかったことでした。

次第に季節は冬となり、雪が降ったりします。
最悪は霙だったりします。軍手も濡れて、冷たくて手が痛い。

お正月の元旦、これはもう異常にチラシが入っていて
1部の重いこと・・・。なかなか大変で時間内に配り終えることが難しいと
助けてもらったと記憶しています。

で、
朝から一仕事した私は腹ペコです。
食べる食べる
だから・・・
すっごい太った・・・


その後、新聞配達は中学生になり部活が忙しく
無事辞めることができました。
なので、実質9カ月という短い期間でしたが、
よい体験をしました(*^^*)


実はですね。内緒ですけど(誰に?)(* ´艸`)クスクス
この頃、高1の男の子と付き合っていました。
彼も新聞少年でした。
あーもちろんプラトニックですよ。
交換日記をしていて、「最初は妹のように思っていたけど
今は一人の女性として好きです」と書かれていて
いきなり怖い・・・と思い始めてしまって
私もちゃんと恋をしていたと思うのですけど
オトナを意識したのでしょうね。
彼は公立の定時制高校に通っていてカワサキのナナハンに乗っていて、
毎日うちの前を通るのですけど狭い道なのでエンジン音で分かるわけです。
それすら怖くなって「もう、勉強しないといけないから
日記もやめます」と言って終わりになりました。
それから30年後の私42歳の時に彼を見かけました
小学生にサッカーを教えるコーチになっていました。
声はもう掛けませんでした。
昔のままの優しい横顔でした。

 

あーーー、今日も長くなってしまったわー(;´Д`)