Mの日記

自由に書きたい。

帯状疱疹体験記

20年前の事です。

あれは、やっと涼しくなってきた9月下旬。
夏の暑さの疲れや
当時の仕事の激務で睡眠不足気味の日々でした。

1日目:急な雨に降られて帰宅したところ
左側の腕と脇腹辺りが軽くピリピリとした
痒いような痛いような?皮膚の違和感を感じる。
濡れた服の繊維せい??程度に思っていた。

2日目:「おかしいなぁー」
まだピリピリした感覚がある。
すると突然、左胸に痛みが走る
その痛みというのがまさに激痛で私は、心臓が悪いのかと
不安になる。しかし、心臓というよりは
左の胸、乳房の辺りが差し込み痛むような気が・・・
激痛は時間を追うごとに頻繁に発作のように起こる。

3日目:痛みは治まらず、それでも生きているのだから
心臓ではないのか?と痛み止めも飲まずに我慢する。

4日目:昼過ぎ左胸外側に5mm程度の発疹を発見。
胸に感じる差し込む痛み、加速度を増す。
1時間に何十回も激痛の波が襲ってくる。
傷みがくるたびビクッとなる。

5日目:発疹が脇腹、背中にも出現
体の片側だけの痛みと発疹。
「これは、帯状疱疹ではないか?」と思うようになる。

私はドラッグストアで働いていたので何となく知識はあったけど
経験がなかったので確信は持てない。

皮膚科を受診、【帯状疱疹】と診断される。
抗ウイルス剤のアシビル服用開始
ボルタレン服用後、痛みが落ち着くまでかなり時間がかかる。
痛みで、なかなか寝付けない。一旦眠ると痛さを感じないが
眠りが浅くなってくると激痛が襲う。

6日目:発疹は左胸全体と脇腹背中にも広範囲に広がる。
ボルタレンが切れると激痛の嵐。
鎮痛剤の副作用か、胃痛がし、お腹の調子もかなり悪い。
でも、食欲はある(笑)

7日目:発疹は小さな水泡が沢山集まり赤みを帯びて一塊となっている。
発疹は、またも、広範囲に広がっている。差し込む痛みも変わらず激しい。

8日目:今日で1週間が経った。いつになったら治る?
痛みの為睡眠不足が続く。クタクタだ。

9日目:最初に4日分貰った内服の抗ウイルス剤が無くなった。
もう、3日服用することに。先生曰く私の場合ウイルスが強いそうだ。
痛みがとれないようだったら入院。硬膜外ブロック療法をと言われる。

10日目:発疹は、最初にできたところは破れて瘡蓋だったりして乾燥してきた。
発疹自体はさほどの痛みやかゆみは無いが、差し込む激痛が辛い。
この激痛というのが・・・
【焼けた火箸を突き刺されてグリグリされる感じ】
オーバーかもしれないけど本当にそんな感じ。
ヘルペス薬の点滴が始まる。

11日目:朝起きると差し込む激痛が痛みへと変化。
発疹は水泡が殆どが破れて大変なことに。これが肌着とこすれて痛い。
化膿しませんようにと願う。抗ウイルス剤の軟膏を塗り続ける。


その後、日を追うごとに痛みも軽減され、水泡も枯れて治っていきました。
すっかり良くなるまでには私の場合は2週間以上はかかったと思います。

最初に皮膚の痛みやかゆみの違和感があり、
発疹がでるまでタイムラグがあるようです。
なので、その痛みから整形外科等に行かれる方も多いそうです。
治療が遅れることも多々あるそうで痛みを長引かせないため、
なるべく早く抗ウイルス剤を始める方が良いです。
帯状疱疹後神経痛を防ぐためにも。

帯状疱疹に一度かかると10年は抗体ができて
かかりにくいですが、10年を過ぎると再度かかる可能性も高くなり、
アレルギー体質(花粉症など)の方は特にかかり易いと医師が教えてくれました。
しかし、それ以前に疲れを貯め込まないストレスをため込まない
免疫力が落ちると体調は崩しやすいです。

既に20年が経ちました。
怖い怖い・・・(;^ω^)